理事長紹介

一般社団法人 東入間青年会議所

2024年度 理事長所信

白戸 翔

 

基本理念

愛心(まごころ)

~東入間を心から愛し好循環を生み出す~

基本方針

1.できるのにやらないはしない奉仕の心

2.JCで経験できる多角的な修練

3.共に認め合える真の友情

4.東入間の魅力発信と郷土愛の好循環

はじめに

連綿と受け継がれてきた創始の精神を絶やすことなく、一般社団法人東入間青年会議所は本年度で42年目を迎えることになりました。現在も私たちがこの東入間の地で運動を発信することができるのは、先輩諸兄姉が築き上げてきた地域との信頼関係があるからです。我々の目指す「明るい豊かな社会」の実現と、東入間青年会議所が地域の希望であり続けるために、これまで以上の信頼を積み重ねられるよう責任ある行動をしていきましょう。本年度は「愛心(まごころ)~東入間を心から愛し好循環を生み出す~」を基本理念に掲げさせていただきます。愛の心と書いてまごころと読みます。偽りや飾りのない心、真剣に尽くす心を指す真心をヒントに考えた造語になります。その真心の根底には全てを受け入れ承認する愛の心があると私は考えております。この基本理念は東入間青年会議所の会員拡大や今まで以上にメンバーの結束を強固なものにするため、そして東入間のひとづくりとまちづくりのために必要不可欠であります。私たちはこの東入間を愛する市民として研鑽に励み、一人ひとりが成長し社会貢献をすることが使命と考えています。私はJC活動をしている中でJC三信条に感銘を受けたのですが皆さんはいかがでしょうか。奉仕、修練、友情のどれか一つが欠けても心から満足のいく結果は手に入りません。三信条を並立させることで我々の中にある愛心(まごころ)が目を覚まし、利他的な思考や行動の源となると私は考えています。今の環境を踏まえた上での組織改革が必要であり、その中でも特に私が力をいれていきたいと考えているのは「青年会議所活動に参加したいと思える組織づくり」です。

『ここから新たに始まる愛を探す旅』

 

  • できるのにやらないはしない奉仕の心

私は常々心がけていることの一つに「できるのにやらないはしない」ということがあります。組織に所属していてもどこか他人事で、自分がやらなくても、または自分が参加しなくても大丈夫だろうと思ってしまうことはありませんか。仕事や他団体の活動、プライベートがある中で青年会議所活動に参加しきれない時があるのは仕方のない事だと思います。しかし、組織というのは多くのメンバーが他人事と捉え活動をしていたら上手く回らなくなってしまいます。一人ひとりがこの東入間青年会議所にとって必要なメンバーですので、青年会議所の活動をもっと自分事として捉える必要があります。私はこれからも「できるのにやらないはしない」を実践し続けますし、皆様にもこの想いに共感してもらい少しずつ実践していただきたいと思っています。そして同じ方向を向いていけるよう、しっかりとコミュニケーションを図って参ります。青年会議所の三信条の一つは「奉仕」です。自分の為でなく誰かの為、または団体の為に活動をすることが最終目標と私は考えています。自分のこと以上に他の誰かを大切にすることが出来る美しい心こそが、愛のある奉仕の心なのではないでしょうか。今からコツコツと一人ひとりの奉仕の心を醸成させ、愛を育むことが出来たら東入間青年会議所は更に素晴らしい団体に成長していくはずです。青年会議所に参加したいと思える組織づくりの第一歩は全員の更なる奉仕の心から始まります。

『奉仕の心は小さなことから、小さな想いからコツコツと』

 

2.JCで経験できる多角的な修練

次に青年会議所の三信条の一つ「修練」についてです。一言に修練といっても多角的で様々な捉え方があります。普段仕事ではやらないことをするのも修練です。同世代の青年経済人がお金を払い、時間を使ってわざわざ自分ではやらないことを自社の従業員とではなく地域の仲間とするのもJCならではの修練です。また、スケジュールを調整し会議や例会に参加することそのものも修練といえるでしょう。そして志を同じくする新たな仲間を探すことも大きな修練の一つです。更に会社や家庭、友人に青年会議所活動を応援してもらうために、活動を理解してもらうことも修練です。このように修練とは青年会議所に照らし合わせても多角的な捉え方ができる、まさに心身を厳しく鍛えることを指します。青年会議所活動での様々な出会いと経験は全てのメンバーにとって今後の人生において大きな財産になると確信しています。何事にも前向きに取り組み、困難な場面に遭遇しても決して諦めることなく立ち向かうことで必ず乗り切ることが出来ます。修練を乗り切った時の達成感は何事にも変え難く、厳しい修練であればあるほど達成感を感じられ、仲間や応援してくれる人、更には地域に対する愛が深まっていきます。共に多角的な修練を経験し、その達成感から嬉し涙を流せるくらい青年会議所活動と向き合い、メンバー全員で修練を楽しんでいきましょう。何をするにしても論議をすることは大切です。ですが最も大切なことは行動をする事です。どんなに素晴らしい意見や思考を持っていたとしても行動に移さなければ何も起こりません。行動をする前に失敗したらどうしようとか、嫌がられたらどうしようとか考えて、行動することにストッパーが働いてしまう気持ちは良く分かります。ですが失敗を恐れず行動するということ自体も修練のひとつです。自分自身のため、青年会議所の仲間のため、東入間地域のため、愛すべき全てのために一歩踏み出しましょう

若い我らは評論家ではなく、活動家であるべきです。この貴重な自己成長のチャンスを全員で掴みましょう。奉仕をすることが修練になり、修練を重ねることが奉仕に繋がります。私たちの修練は自身の成長だけでなく、メンバーや団体、そして地域や地域の人々のために繋がる修練となるのです。東入間地域を愛し、青年会議所を愛する者にときとして厳しい修練の機会が訪れることもあるでしょう。ですが、そのときは自身の地域への愛や、支えてくれる仲間のからの愛の力で乗り越えることが出来ると私は信じています。修練が厳しければ厳しいほど私たちの愛を大きくしていきます。

『経験は何事にも代えられない自己成長のチャンス』

 

3.共に認め合える真の友情

 次に青年会議所の三信条の一つ、「友情」とは相手の立場を尊重し思いやる心です。私は東入間青年会議所のメンバーは青年会議所活動を通じて相手の立場を尊重し思いやる心をさらに磨き抜けばもっと仲良くなることが出来ると考えています。例えば会議や例会で意見を述べ合う際、相手に遠慮をしてオブラートに包んで伝えることってありますよね。それは相手を気遣った結果だとは思いますが、その相手にとって本当に必要な気遣いだったのでしょうか。私が考える相手を思いやる心は、相手の成長や成功を願う心だと私は考えています。簡単なことではありませんが、共に東入間青年会議所の一員としてこのまちを想い、一生懸命奉仕をすることが自然とできる青年会議所をメンバー全員で目指しましょう。苦しい修練を乗り越えた仲間との間には友情と愛が存在し、それこそが共に認めあえる真の友情だと私は考えます。そんな仲間の存在は我々の活動に欠かせません。本気で東入間を愛し、奉仕と修練を経験することにより性別や国境、社会的立場ですら関係なくなるでしょう。これまで続いてきているマレーシアJCIペタリングジャヤや、県内各地青年会議所との友情を更に深め、広げていきましょう。地域のため、また子供たちのために本気で東入間を愛し、どんな困難にも立ち向かい最善を尽くすことが出来た私たちは真の友情で結ばれる事でしょう。そして、更にはその友情に共鳴し新たなる仲間も増やしていけると私は信じております。今年度の拡大人数は入会20人を目標にし、メンバー一人につき一人の勧誘を成功させ、メンバー全員で必ず20人拡大を成し遂げようではありませんか。メンバー全員が一人ずつの拡大を成功させるには個人の努力は当然必要ですが、それだけでは達成は難しいでしょう。ではどうすれば達成できるでしょうか。それは助け合いや支えあいの心が必要だと私は考えています。共に助け合い、支えあうことによって拡大が上手くいき、それと同時に友情が深まっていきます。我々が永続的に活動を続けていく為に拡大は必ず達成し続けていかなければならないことの1つです。まずは拡大候補者名簿の作成、整理から始めます。メンバー全員で拡大候補者の情報を共有し、会議や例会の度にしつこいと思われるくらいに意識づけを行って参ります。一人ひとりが今より「できるのにやらないはしない奉仕の心」と「JCで経験できる多角的な修練」を心がけることが必然と「共に認め合える真の友情」へと繋がっていきます。

『共に認め合える真の友情は、奉仕と修練の最高のご褒美』

 

4.東入間の魅力発信と郷土愛の好循環

三信条を意識した活動を推進すると共に私たちは東入間地域の魅力発信を行い、多くの人に郷土愛を育んでもらえるようアプローチしていくことも使命の一つです。人それぞれ違いはあるかもしれませんが、東入間地域で食べる機会が多い、または飲む機会が多いというような食文化があると思います。子供の頃から知らず知らずの内に何度も食べたり飲んだりしているものが地域の郷土料理、特産品だったということに後から気が付くことがあるはずです。自分の住んでいる場所では当たり前にあり、大好物ですと言えるようになればその気持ちは立派な郷土愛と言えるでしょう。食からのアプローチでこの東入間地域の歴史を学ぶ機会の提供も可能になり、その学習が更に郷土愛を深めていきます。また、東入間地域の魅力発信にスポーツの力を活用することも有効でしょう。何故かと言いますと昨年度6年ぶりに開催されたWBCでは、日本が見事優勝を果たし日本中が大盛り上がりでした。スポーツで盛り上がることに年齢や性別は関係ありません。様々なスポーツで競い合うオリンピックは平和の祭典と言われており、2024年度はフランスのパリで夏季オリンピックも開催されるので世界中がスポーツで盛り上がることでしょう。スポーツは我々の目指す「明るい豊かな社会」の実現にも寄与すると私は考えております。大人から子供までこの東入間地域が大好きだと思ってもらえる事業を展開していきましょう。そして好循環を作るために必要になってくることは郷土愛を持った青少年の育成です。我々が関わった青少年たちが大人になり、子供の頃の思い出から地元が大好きで、生活の拠点をこの東入間地域にしてくれたらどうでしょう。そんな地元愛に溢れているその子たちは東入間地域で社会貢献をしてくれるような人財になっているはずです。そんな地元愛に溢れた人財が増えていけば自然と次世代を担う青年の人数が増えていくことでしょう。日常生活で何気なく当たり前になっている東入間地域の特色や好きな場所を意識し、インプットとアウトプットをしてもらい、東入間に対する郷土愛を醸成していって欲しいと考えております。我々も一緒になって郷土愛を醸成し、東入間を愛する市民として一体感と帰属意識を作り上げていくことがより良いひとづくりとまちづくりとなるのです。

『大人から子供まで、皆で東入間を愛することで生まれる好循環』

 

結びに

私は2021年度、吉田武陽君の紹介で東入間青年会議所に入会しました。他団体で一緒になることの多かった吉田君はとにかく行動力があり、相談を持ち掛ければ家にまで来てくれて親身になって話を聞いてくれ、何でもスマートにこなすことのできる能力の持ち主であり、素晴らしい人間性の持ち主でした。そんな吉田君は愛心(まごころ)を持って全力で接してくれていたのだと、入会後に様々な奉仕と修練を経験し、友情や愛を語るまでに成長することができた今の私ならハッキリと言うことが出来ます。私は吉田君を今でも尊敬しておりますし、そんな吉田君のようになりたいと今でも思っています。先輩諸兄姉が大切に想い、ここまで育んでこられた東入間青年会議所の会員数は年々減少傾向にあります。ですがこの逆境をバネに飛躍の年にしていきましょう。こんなにも素晴らしい先輩諸兄姉がいらっしゃり、自己成長の機会があり、地域行政からの信頼の厚さをとても感じる、この東入間青年会議所を皆で盛り上げていきましょう。そして、この東入間を愛する想いを引き継いでもらい、未来永劫に発展し続ける東入間青年会議所を今年度から新たに作り上げることを目標に邁進していきましょう。青年としての英知と勇気と情熱と愛心(まごころ)をもって、明るい豊かな社会の実現に向けて力を合わせ、更なる東入間の好循環を創造していきましょう。

 

『すべての人の中にある愛心(まごころ)と可能性を信じ、愛心(まごころ)で創造していく東入間』



理事長紹介

理事長 白戸 翔

一般社団法人
東入間青年会議所
2024年度
第42代理事長白戸 翔

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