理事長紹介 2026年度

一般社団法人 東入間青年会議所
2026年度 理事長所信
岸田 大輔
基本理念
「義理人情」
〜人との繋がりが組織を動かす〜
基本方針
1.未来を創る人財の発掘
2.歴史に学び、組織を整える
3.修練に打ち勝つ青少年の育成
4.地域の魅力の再発信
はじめに
1983年7月の上福岡青年会議所創立以来、様々な運動を展開し、先輩諸兄姉の熱い想いを受け継いできた東入間青年会議所は、今年で44年目を迎えます。
2026年度は、基本理念として『義理人情』を掲げさせていただきます。この『義理人情』は私が青年会議所の門を開いてから、日々の活動の中で先輩諸兄姉から受け継ぎ、今もとても大切にしていることです。青年会議所の事業は1人で行うには限界があります。事業を成り立たせる上でメンバーの協力は必要不可欠です。協力を得るには、自らが率先して様々な事業や例会、委員会に参加し、協力することで多くの人との繋がりをもち、思いやりの心を育てていくことが大切です。都合のいい時にだけ力を貸してとお願いして、それだけでは力を貸してはもらえないと思います。協力し合う中で少しずつお互いに生まれる『義理人情』の心を養っていくことが、より充実した事業の構築や仲間との達成感につながっていくのだと考えます。
そして2026年度は、2022年から2026年まで掲げてきた、私たちの活動の指針となっている『東入間中期ビジョン』を新しく定める年です。45周年、その先の50周年を目指して、一般社団法人東入間青年会議所の新たな5年間の中期ビジョンを策定し、会員全員の方向性を定め活動していきたいと思います。
1.未来を創る人財の発掘
私は、13年間東入間青年会議所に在籍しておりますが、2026年度が「存続の分岐点」だと思っています。会員拡大が思うように行かずメンバーの減少が昨今続いています。2026年度に新たな人材を発掘し、会員拡大に繋げなければLOMの存続の危機を脱することは出来ません。一人、二人の会員拡大では危機的状況は変わりません。メンバー全員が同じ方向を向き、同じ意識のもと会員拡大に取り組み、何としても20名の拡大に繋げていきましょう。
しかし、拡大というのは、入会してもらうことがゴールではありません。入会後のフォロー、育成も大切にしてください。シンプルにメンバーの減少だけが問題ではなく、JCの事を伝えられる人が卒業を迎えてしまうことも「存続の分岐点」の要因の一つだと私は考えております。会員研修委員会を始めとする委員会やその周りのメンバーも積極的に伝えられることは教え、未来を見据えた人材の育成にも取り組んでください。
出来る事ならば主流になりつつあるオンライン会議などだけでなく顔を合わせての人との繋がりを持てる委員会、会議、例会にして良き時代を取り戻していきましょう。
~東入間の絆を深め、伝統と革新の新たな一歩~
2.歴史に学び、組織を整える
組織運営において最も大切なのは、基盤作りです。 現在の東入間青年会議所では、入会して間もないメンバーが増えている一方で、経験豊富なメンバーが卒業し、指導やノウハウを伝える人材が不足している状況にあります。このままでは、これまで築いてきた活動手法、ルールや約束事が十分に引き継がれず、組織としての品格や信頼性を損なう恐れがあります。また、理事会における議論や情報発信体制も十分に整っていないため、地域への存在感や影響力が薄れていくこともあると考えます。これらの課題を解決するためには、まず過去の歴史を学び直すことが重要です。東入間青年会議所がこれまで行ってきた事業や活動の記録を振り返り、青年会議所とはどういった団体なのかを改めて全メンバーが理解し直す必要があります。
私たちは、これまでの歴史を単なる過去のものとせず、組織の未来を支える大切な財産として活かし、ルールや約束を守りながら、次世代へ確実に引き継いでいく責任があります。メンバー一人ひとりがその意識を持ち、東入間青年会議所がより強く、信頼される組織へと進化できるよう、運営体制の整備に取り組んでまいります。
また近年は先輩諸兄姉への情報発信が不足していると感じますので、メイン事業やOB合同例会に限らず、各例会の情報についても、総務広報委員長を中心にメンバー全員で積極的に発信し、しっかりとお届けできるよう努めていきましょう。
~過去から学び、信頼と品格を磨き上げ、組織の力を再強化~
3.修練に打ち勝つ青少年の育成
私が入会してからとても印象に残っている青少年事業は、2014年度の二泊三日で行ったウォーキング事業です。猛暑の中をお揃いの帽子を被り二市一町の名所巡りをしながら歩く事業でした。ただ歩くだけでなく、東入間の歴史や文化にも触れ、おいしいご飯を食べ、仲間と協力して努力の末にゴールできた喜び、挑戦や笑顔が感じられる事業だったと今でも思っております。子どもたちが事業を通じて、課題や困難を乗り越え、最後には涙を流すシーンがありました。また、それを見ていた大人たちも涙を流している様子を見て、とても衝撃を受けました。事業に対する見方が大きく変わったのを今でも鮮明に覚えています。
青少年事業では、子どもたちに東入間地域の事も知ってもらい、故郷を感じてもらえるような体験をさせたい。困難に立ち向かい、諦めずに修練に打ち勝てる精神を育んでもらう事業を実施したい。勇気と努力によって、課題を乗り越えることができた時の達成感を感じてもらいたい。2026年度は、そのような事業の構築を目指し、メンバーもその感動に触れ、子どもたちから刺激を受け、一緒に達成感を感じてもらいたいと考えています。そこから得た経験や仲間との感動を今後の人生に活かして、どんな修練があっても乗り越えて行きましょう。
子どもたちが自ら考え、行動し、達成感を得られる機会を提供できるよう、メンバー一丸となって取り組んでいきましょう。そしてその過程において、我々自身も“育てられる側”であることを忘れず、地域に根ざした持続可能な青少年育成の仕組みづくりを目指していきます。
~修練の先に、分かち合う喜び。感動の先にある郷土愛~
4.地域の魅力の再発信
このまちで活動する私たちにとって、「地域のつながり」は、日々の安心を支えるかけがえのない力です。過去に開催した防災フェアでは、地域の住民、地域の商店や企業、子どもたちやご高齢の方まで、多くの人が一つの場所に集い、防災について共に学び、笑顔で交流する姿がありました。 あの地域が一体となり醸成される温かい時間と、人と人とが支え合い思いやる姿を、もう一度このまちに創りたい。
地域の商店と手を取り合い、東入間青年会議所先輩諸兄姉の知恵と経験を借りながら、地域の事業者や住民が「自分のまち」としてこの場所に関われるような事業を展開していきたいと思っております。
私たちが大切にしたいのは、モノや知識だけではなく、「地域住民との協力しあえる関係性」です。地域貢献事業に関わる一人ひとりが主役となり、世代や立場を超えて支え合えるつながりを育むこと。その協力しあえる関係性こそが、地域を守り、明るい豊かな社会を築く力になると信じています。
体験活動や啓発的な講演や地域の商店による出店などを通じて、幅広い世代の方々に参加いただきました。単なるイベントの枠を越え、地域がひとつになって支え合う姿が生まれたことは、私たちにとって大きな励みであり、これからの地域づくりの方向性を示してくれるものです。今後も、あたたかいつながりと笑顔あふれるまちを目指し、活動を続けていきましょう。
~地域と共に、もう一度。絆でつなぐメイン事業~
結びに
私は2013年に仮入会をして以来、会員畑で育ち、青年会議所の“楽しさ”ばかりを知って過ごしてきました。その後、会員研修委員会の委員長という立場を経験させていただきましたが、その中で得た最大の気づきは、「JCの本当の楽しさとは、『奉仕・修練・友情』を経て辿り着く“義理人情”にあるということです。
委員会では幾度も打ち合わせを重ね、練りに練った議案を理事会に上程します。しかし、理事会では厳しい指摘を受けたり、見通しの甘さから議案が差し戻されたりすることもあります。ようやく通過しても、例会当日に向けての段取りや運営など、目の前にはまだ多くの課題が立ちはだかります。そのすべてを乗り越えた先に、事業が終わったときの達成感が待っているのです。
考え方や価値観は人それぞれですが、私が“義理人情”の重みを感じるようになったのは、委員長を務めていたあるときの経験からでした。当時、もしかすると「ただ飲みに来てくれただけ」かもしれません。しかし、それでも“自分のために人が集まってくれた”という事実が、私にとっては何よりも大きな励みになったのです。
私たちは皆、仕事、家庭、趣味、そして自分自身の時間という限られた資源の中で、あえてその一部を差し出し、仲間と向き合い、事業に取り組んでいます。JC活動を通して私が強く感じたのは、「人の時間を奪っている」のではなく、「人が自分のために時間をつくってくれている」ということ。そこにこそ義理や人情という言葉の本質があるのではないかと考えています。
義理人情を通してこそ、本当の友情や信頼関係が芽生える。私はそう信じています。
どうせ同じ時間を使うのなら、本気でやってみませんか?
本気で向き合い、奉仕し、修練を乗り越え、その先にある本当の友情を掴み取りましょう。そこから生まれる絆は、生涯にわたる仲間となって私たちを支えてくれるはずです。そうした姿勢で行動を続けていけば、メンバーは自然と増え、一人ひとりの意識も確実に高まっていくと、私は確信しています。
~ただの組織じゃない、義理人情でつながる仲間たち。
奉仕も修練も友情も、本気じゃなきゃ意味がない。
本気の先にある義理人情~




