理事長紹介

理事長紹介

一般社団法人 東入間青年会議所
2023年度 理事長所信

上杉 考哉

基本理念
継続進化

基本方針
1.あなたに価値あるJC
2.笑顔が繋がる青少年の育成
3.魅力あふれるまちづくり

はじめに
一般社団法人東入間青年会議所は昨年度創立40周年を迎えました。節目の年を経て、
改めて1983年の上福岡青年会議所創立より受け継がれてきた、先輩諸兄姉の想いや築
き上げてきた実績と成果を再認識することができました。時代の変化と共に色や形は変わ
っても「奉仕・修練・友情」を信条に運動を展開し、明るい豊かな社会の実現を目指すこ
とに変わりはありません。昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大により変化を余儀なく
された私たちの生活は、感染対策と経済活動を同時に推し進める「WITHコロナ」の形
で続いていきます。仕事や家庭環境でも変化への対応が必要なように、これからも青年会
議所活動に邁進するためには新たな仕組みを構築していく必要があります。
本年度は「継続進化」を基本理念に掲げさせていただきました。今、私たち東入間青年
会議所は存続の危機に面しています。毎年頼れる仲間が卒業し先輩となり、新時代を迎え
変わりゆく仕事や家庭環境等との折り合いがつかず退会を選ばざるを得ないメンバーもい
る中、この伝統ある東入間青年会議所を存続させるためにはどうすれば良いのか。まずは
地域で青年会議所活動を「継続」させることだと考えます。今後も東入間青年会議所がこ
れまで培ってきた力を発揮し地域に貢献していくためには、私たちの強みである地域の皆
様と連携する力を磨き続けましょう。行政や多くの地域団体、県内各地青年会議所や姉妹
締結をしているマレーシアのJCIペタリングジャヤも私たちの強い味方です。更に、メ
ンバー全員で力を合わせ事業展開し現状に満足することなく挑戦を続け、個々と東入間青
年会議所の成長に向けて「進化」していきましょう。私は東入間青年会議所がこの地域に
とって絶対に必要であり、そして私たちにとっても無くてはならない存在であると確信し
ています。「継続進化」は受け継ぐという意味の「継続」と、世代を経て環境に合わせた
変化をしていく「進化」を合わせた造語になります。変わらなく続けていくことと、環境
に合わせて変わること。一見すると対極にある言葉に聞こえるかもしれません。ですが私
たちの活動を継続するために進化が必要であり、その先には必ず明るい未来が待っている
と信じています。この東入間青年会議所で共に進みましょう。
『継続は進化なり』


1.あなたに価値あるJC
東入間青年会議所を存続させるために新たな仲間を探すことは大切なことです。同時に
現メンバーの満足度を上げることも組織として大切なことになります。委員会メンバーの
減少や理事の担い手が減り、相対的に一人ひとりの負担が増えていることは変えられない
事実ですが、仕組みやJCへの向き合い方、活動内容を変えることはできます。私たち東
入間青年会議所の強みの一つは主にこの地域で活動し住んでいる同年代の異業種の集まり
であるということです。青年経済人として、チームとして、もっと仕事の悩みや相談がで
きる場にしていきましょう。これまでにない他業種の視点からのアドバイスや日頃各々が
活躍しているメンバー同士の話し合いには多くの学びがあるはずです。悩みを相談できる
場だけでなく、それぞれメンバー同士が理解を深め、時には他のメンバーの代理店のよう
に仕事のチャンスがあれば仲間を紹介できる、そんなチームとしての力が増す仕組みを構
築していきます。最初は多くのメンバーが仕事のため、自身の成長のためといった理由で
青年会議所に入会しますが、活動を通しその理由が地域のため、地域の人々のためと変わ
っていくのが青年会議所の素晴らしいところです。その青年会議所活動を継続させていく
ために、まずは私たちが青年経済人としても社会に貢献し連携を強め、仕事や経済にまつ
わる事業なども通じ、力を合わせて地元経済を発展させていきましょう。
また、本年度はLOMの結束にも力をいれていきます。趣味や楽しみも共有できる場を
設け、事業ではメリハリをつけ自己研鑽や地域貢献へ。時には辛く大変なこともあること
でしょう。でもチームワークの上がった私たちにとっては乗り越えられる試練であり、そ
の先の達成感と充実感は何物にも代えがたいものです。メンバーが青年会議所に求めるも
のはそれぞれ違います。もしかしたら今は惰性などで活動を続けているメンバーもいるか
もしれません。しかし、それぞれにとっての青年会議所に所属している価値を上げること
ができたら、満足度が上がったら、きっと自ずと誰かを誘いたい団体へとなっていきま
す。もっと、地域はもちろん、私たちにとってもより進化した価値あるJCを目指して。
『新たに探すだけではなく深める“仲間づくり”』


2.笑顔が繋がる青少年の育成
子どもたちは地域の宝であって国の財産でもあります。私たち東入間青年会議所は将来
を担う子どもたちの育成のためにこれまで多くの青少年育成事業を行ってまいりました。
昨今、新型コロナウイルス感染症の影響で子どもたちを巡る人と人との関り方にも変化が
訪れています。マスクをしたまま学校へ入学した中高生がマスクをしたまま卒業していく
今、きっと誰よりも辛い思いをしているのは子どもたちです。そんな子どもたちにより多
くの思い出を作ってあげられるように、想いを更に燃え上がらせ本年度も青少年育成事業
に邁進しましょう。私たちの事業を通じて子どもたちが笑顔になってくれる、こんなに素
敵なことはありません。
自分たちがそうであったように子どもの頃の思い出は強く残るものです。私たちが子ど
もだった頃よりも進化した技術に囲まれ、多感で敏感と言われている現代の子どもたちに
私たちだからこそ、東入間青年会議所だからこそできることが必ずあります。時には共に
学ぶという気持ちを忘れずに。私たちにとって青少年事業はこれからも継続すべきもので
あり、環境に応じてより進化させていく大切な取り組みです。いつか参加した子どもたち
が成長し大人になり思い出し、子どもに伝えてくれるような事業展開を目指しましょう。
『笑顔いっぱいの青少年事業でとびっきりの思い出を』


3.魅力あふれるまちづくり
青少年事業を説明するにあたり、子どもは地域の宝であり国の財産であると述べました
が、現在わが国では少子化の加速が止まりません。2000年には約119万人だった出
生数が昨年2022年には80万人割れという事態となりました。私たち国民全員にとっ
て危機的な状況となっております。これまで実施してきた様々な事業などを含み私たち東
入間青年会議所にもできることを考えていきましょう。例え小さなことだとしても子ども
を産み育てやすい環境づくりへ声を上げていくようなことも、この地域に根差し活動して
いる私たちの役目の一つです。
また、イベントや行事が減りつつある現代において地域の皆様を笑顔にすることも私た
ちの使命です。毎年その年の柱となる事業として、防災フェアや自転車レースなど様々な
メイン事業をこれまで展開してきました。昨年は新たな試みとして地元ハンドボールチー
ムの大崎オーソルとタッグを組み、地域の皆様にハンドボールの魅力を通して改めてスポ
ーツの持つ力を伝えることができました。この東入間地域には県内県外に誇れる魅力がま
だまだ眠っています。今、私たちに求められていることは年々大きくなっているかもしれ
ません。その中でメンバー減少によるメイン事業を続けることへの有無も問われていま
す。しかし、この地域と地域の皆様のためにメイン事業を継続して最大級の笑顔あふれる
事業へと進化させましょう。きっと実現したときには大切なものを得ているはずです。
『メンバー全員が主役となる地域にとってメインな事業を』


結びに
私には東入間青年会議所に心奪われた瞬間が多くあります。2011年3月に東北を中
心に日本列島を襲った東日本大震災。どこよりも早く救援物資を集め先輩の倉庫に運び、
メンバーで細かく仕分けし自分たちのトラックで誰よりも早く被災地に届けるという一連
の光景を目の当たりにし、感動と共に自分は何て素晴らしい団体に所属できているのだろ
うと思いました。また、その前年に行われた大阪世界大会でも青年会議所という団体の大
きさに驚きと感動を覚えました。青年会議所の先輩たちは私にとって紛れもなくヒーロー
でありカッコイイ大人の見本でした。その想いの強さから時に強い意見をぶつけるときも
ありましたが、先輩たちやメンバー、この東入間青年会議所への恩義は計り知れないもの
があります。
青年会議所活動を続ける中で辛く悲しい出来事もありました。正直もうこれ以上進めな
いと思うこともありました。それでも恩ある東入間青年会議所を存続させていくためには
立ち上がらなければいけない時があります、どうぞ皆さんの力を貸してください。活動を
継続させていき進化することで見えるとびっきりの未来に胸を躍らせ一緒にワクワクしま
しょう!仕事もプライベートも青年会議所活動も、共に笑顔のあふれる2023年を!

『継続進化 この仲間とJCとの出逢いを喜びに、いつか誇りに』



理事長紹介

理事長 白戸 翔

一般社団法人
東入間青年会議所
2024年度
第42代理事長白戸 翔

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