理事長紹介

理事長紹介

基本方針

  1. 組織の最適化と会員拡大によるLOMの基盤強化
  2. 人間力あふれ率先して行動できるひとづくり
  3. 未来へ繋ぐ夢あふれるまちづくり
  4. 継続事業の新たな挑戦と検証

はじめに

まちを愛し、まちの現実をみつめ、まちの未来の為に行動を誓った青年が集い始まった東入間青年会議所は、本年34年目を迎えます。今まで33年間にわたり、明るい豊かな社会、より良い東入間地域の創造を目指して、時代の変化に対応しながらも未来を見据えた地域のリーダーとなる為に、一歩先の行動に挑戦してきました。また、東入間地域にとって欠かすことのできない多くの人財を輩出し、これからも地域を愛し人間力あふれ率先して行動できる人財を育んでいく東入間青年会議所は、この地域になくてはならない団体であり、地域の希望であり続けることが使命だと確信しております。その為には、来年迎える35周年、その先の40周年、50周年へとかけがえのない東入間青年会議所をしっかりとした形で繋いでいくことが必須であり、その為の組織基盤強化に本年は全力で挑戦していく覚悟であります。

また、東入間青年会議所には、2011年に策定した2010年代運動指針があり、運動を展開していく上での道標となっています。2010年代も前半が終わり、本年からは後半に突入してまいります。この指針の中で達成できた、もしくは達成に近づいていることもありますが、まだ未達成なことも多々あります。2010年代運動指針の完遂に向けて、本年はその未達成な部分にも焦点をあてると共に、東入間地域の現状を調査・研究し課題を把握して、その課題解決に向けて今やるべき価値ある運動を展開していきます。

今こそ、青年としての英知と勇気と情熱を結集させ、心震わせるような今しかできない価値ある挑戦をしようではありませんか。

1. 組織の最適化と会員拡大によるLOMの基盤強化

次代へ繋ぐLOMづくり

青年会議所の楽しさとは何でしょうか。どこに楽しさを感じるかは人それぞれ違うかもしれませんが、やりがいを感じた時、難題を解決して達成感を得た時、仲間と感動を共有できた時、自己の成長を感じた時、地域の発展に貢献できたと感じた時に、私は楽しさを感じます。私は多くの方に青年会議所での楽しさを存分に味わっていただきたいと願っておりますので、メンバー一人ひとりが、満足し感動できるようなLOM、生き生きと活動しやりがいを感じられるようなLOMを目指していきます。その為には、先人達から引き継いできたLOMの素晴らしい歴史や伝統や秩序は残しながらも、メンバー一人ひとりの声を集め、皆で議論して、良いと思うことは積極的に取り入れていきます。『2010年代運動指針』の中に、『組織の最適化』という言葉がありますが、価値ある挑戦として、今こそメンバー全員で本気で組織の最適化について考え、現状に即した組織の新たなルールや運営方法を模索し、より良いLOMを構築していこうではありませんか。

また、やりがいを感じられるようなLOMになる為には、先人達がそうしてきたように、結束力と行動力を活かして、ワクワクするような高い目標に向かって常にチャレンジできるLOMであり続けることが大切です。その一例として、本年はより良い事業を構築する為のモチベーションを高められるよう、価値ある挑戦として、公益社団法人日本青年会議所の褒賞事業『AWARDS JAPAN』にも積極的にエントリーして、グランプリを目指します。

そして、この活力と魅力にあふれた東入間青年会議所の存在や運動を、様々な手法を用いて発信して会員拡大に繋げていきます。東入間青年会議所をしっかりとした形で存続させていく為には、組織の最適化を目指すと共に、会員拡大にも注力しなければなりません。当然ながら組織は人で構成されますので、人が少なくなれば組織は縮小され、運動発信力も低下してしまいます。また、メンバー同士が互いに切磋琢磨して成長し合うという青年会議所の魅力も、メンバーが少ないと低減してしまいます。やりがいのあるLOMを目指して、本年も引き続きメンバー一丸となって本気で会員拡大に取り組んでいきましょう。価値ある挑戦として、会員拡大のあらゆる手法を模索し、まだ見ぬ新しい仲間を追い求めて、若者らしく汗をかいて、近い将来再び夢の100人LOMが達成できるような足掛かりを築いてまいります。私が先頭に立って、まずは最低でもメンバー50人以上を目標にチャレンジしていきます。

組織の最適化と会員拡大の両輪をもって組織の基盤強化に努め、先人達から引き継いだ大切なLOMを次代にしっかりと引き継いでいくことが、我々現役メンバーの使命であり存在意義なのです。 皆で語り合い、やりがいのあるLOMを共につくっていこう!

2.人間力あふれ率先して行動できるひとづくり

東入間地域も今後少子高齢化が進み、近い将来の人口減少、そして財政状況の逼迫も避けられないかもしれません。そうなってくると、現在の行政サービスの水準を、行政だけの力で持続することは困難になってくるでしょう。そこで必要となってくるのは、お互いに助け合う結の心を持ち、公益の担い手として率先して行動する市民(アクティブ・シチズン)の存在です。公益の担い手が行政から市民へと少しでも移行できるように、その必要性や尊さを理解している青年会議所メンバーが、まずは率先して公益の担い手として行動していき、その大切さを広く伝えていかなければなりません。

私達は、地域をより良くする為に様々な運動を発信していますが、その運動によって多くの市民の意識を変え、行動に移してもらえなければ、運動の効果は薄いものになってしまいます。人は共感したり感動すると心が動き、心が動くと体が動き、行動に移します。私達の運動に共感してもらう為には、まずはメンバー一人ひとりが率先して行動し、人間力あふれる人格の形成に努め、信頼され感動を与えられるような魅力と説得力のある人にならなければなりません。私達はまだまだ人格的に未熟な若者です。この青年会議所という学び舎で、共に切磋琢磨し、大いに人間力を高めていこうではありませんか。

そして、アクティブ・シチズンを増やす為に、本年は公益の担い手としての意識高揚を目指した事業を展開します。まちに関心と愛着を持ち、まちを良くしようと考え、率先して行動する市民が増えたら、東入間はもっと素晴らしいまちになるはずです。その為には、東入間の様々な魅力を、一人でも多くの市民に、東入間青年会議所だからこそできるような手法で伝えると共に、気軽にまちづくりに参画できるような機会を提供することも大切です。特に、地域の未来を担う子供達に関しては、東入間をふるさとだと感じてもらえるように、様々な事業を通して東入間の魅力やふるさとのありがたさを伝えていきます。また、価値ある挑戦として、一緒に事業を企画・運営する機会を設け、将来結の心を持ち、公益の担い手としてまちづくりに率先して参画できる人財になってもらえるように、共に学んでまいります。 JCは青年の学び舎、皆で磨き合い共に成長していこう!

3.未来へ繋ぐ夢あふれるまちづくり

東入間青年会議所は、以前「地域はひとつ」を合言葉に合併運動に注力していましたが、それは東入間地域が一つになることによって調和のとれたまちづくりが図れると判断したからです。先人達の想いは今も変わらずに引き継がれているからこそ、東入間という広域での青年会議所が続いているのだと考えます。であるならば、地域主権型社会に今後向かっていく中で、東入間地域がどのようなまちになることが望ましいのか、夢や希望あふれるビジョン・未来像を真剣に考え行動に移すことが、長年にわたり広域の東入間地域を活動エリアとしている東入間青年会議所だからこそできることであり、我々の使命なのです。

2市1町の魅力を知っている我々だからこそ、その魅力を積極的に発信していき、東入間地域は昔から共に関わり栄えてきた地域であり、これからも共に歩んでいく地域であることも伝えていくのです。2市1町のそれぞれの魅力が融合し、化学反応が起きたとき、東入間というまちがどのような発展を遂げ、どのような可能性があるのか。まちづくりを共に語り合う機会を設け、多くの市民、特に地域の未来を担う子供達と一緒に考えることができたらワクワクするはずです。そして、子供達が思い描くまちづくりビジョン(夢)を少しでも叶えてあげられるように運動を展開し、続きは未来を担う子供達に託していく。それが、東入間青年会議所が行うべき、我々だからこそできる、未来へ繋ぐまちづくりなのです。

東入間青年会議所には、ちょうど20年前に策定した『We go together』というまちづくりビジョンがありますが、東入間青年会議所の35周年を翌年に控えるこのタイミングで、価値ある挑戦として、新たなまちづくりビジョンを策定することは、大変意義深いことだと考えます。35周年記念式典での発表に留まらず、行政への政策提言、市民にも広く発信することで、東入間青年会議所の存在意義や運動の目的をより多くの方に理解していただけるはずです。 皆で夢あふれる東入間を描き、未来へ繋いでいこう!

4.継続事業の新たな挑戦と検証

青年会議所運動は、明るい豊かな社会の実現を目的として、現在の地域の課題解決を達成する為にどのような運動が必要かを議論し、事業を実施し、結果的に課題は解決されたのか、どのような効果を得られたのかを検証します。そして、効果が得られない場合は別の手法を模索し、効果が得られ課題が解決された場合も、事業を継続しないで新たな課題解決に挑みます。もし事業を継続したい場合は別の団体等に引き継いで実施してもらうか、自ら青年会議所とは別に組織を立ち上げ専門的に継続していきます。青年会議所は常に新たな課題解決の為に、青年としての英知と勇気と情熱をもって、新たな運動の発信に挑戦し続ける。これが青年会議所運動の理想だと言われます。

東入間青年会議所には現在多くの継続事業があります。事業を継続していくメリットは、事業の質や規模や認知度の向上等により、運動の効果が増大していくことが期待でき、そして、東入間青年会議所のシンボル的な事業、伝統的な事業となりLOMのPRもしやすくなることです。

しかし、事業を始めた頃とは社会情勢も変わっていてニーズがなかったとしたら、ある一定の効果が達成されたのに続けているとしたら、青年会議所以外でも同じような事業が開催されているとしたら、その事業を青年会議所が行うことの必要性は低下しているでしょう。また、毎年同じような事業を続けることによってマンネリ化しメンバーの士気が下がる、事業を実施することが目的となってしまい新たな意義を見いだせない等のデメリットも出てきます。

東入間青年会議所が今後考慮しなければならないことは、継続事業と新規事業のバランスです。目的を達成する為には継続した方が望ましい事業もありますが、継続事業が多すぎると、東入間地域の新たな課題解決の為の新規事業に取り組むことが困難になってきます。継続事業に関しては、実施回数の制限を設けたり、今後継続すべきかどうかのしっかりとした検証を毎回行ったり、継続事業だから継続しなければならないという先入観を取り除くことも必要でしょう。これからは、それぞれの継続事業の意義や必要性や発展性について、今まで以上にしっかりと見極めて判断していくことが重要になってきます。

だからこそ本年は、価値ある挑戦として、それぞれの継続事業の進化版を皆で本気で考えていこうではありませんか。東入間青年会議所でしかできないような価値ある事業を。例えば、東入間防災フェアは今までに培った経験を活かして、我々の想いを更に広める為に新たな挑戦をするのです。ふるさと絵画展は、もっと多くの市民にふるさとを感じてもらえるような画期的な方法を考えるのです。もともと親子参加型事業を目指して始めたファミリーコンサートは、企画段階から運営まで、子供達を中心に親御さん等にも参画していただけるような方法を考えるのです。中学校の総合的な学習の時間を活用させていただき実施してきた総合学習は、子供達に学校教育や家庭教育ではなかなか習得できない、東入間青年会議所だからこそ伝えられるような学びや気づきの場を提供していくのです。

継続事業をただ辞めるのではなく、継続してきた意義を理解し、新たな取り組みにも挑戦した上で改めて、現状の東入間地域を本当により良くする事業なのか、更なる発展性はあるのか、本当に今、青年会議所がやらなければならない事業なのか、目的達成のゴールは何なのか、といったことをしっかりと検証し、今後の展開を皆で本気で考えていこうではありませんか。 地域の為に、ワクワクする価値ある事業を皆でつくっていこう!

結びに

小坂部政直 理事長所信 結びに

私の父が東入間青年会議所のチャーターメンバー、そして歴代理事長だったこともあり、私は幼少の頃より青年会議所と関わることが多々ありました。そんな私が青年となり青年会議所に入会することは至極自然なことかもしれませんが、東入間青年会議所初の2世メンバーということで、私なりに入会当初から様々なプレッシャーも感じておりました。だからこそ真摯に青年会議所と向き合ってきました。真剣に取り組んできたからこそ様々な経験もさせていただきましたし、青年会議所から本当に多くの宝物をいただきました。私は、青年会議所は人生の幅を広げ、人生を豊かにしてくれる素晴らしい団体であり、本当に魅力に満ちあふれた価値ある団体だと確信しております。

本気でまちを愛し本気で行動してきた、心から尊敬できる先輩がいます。人としての生き様を本気で教えてくれる、かっこいい先輩がいます。後輩の成長を願い、本気で叱ってくれる先輩がいます。本気でお互いに磨き合い、共に成長できる志の高い仲間がいます。本気で議論を戦わせても、皆で決めたことには一致団結して取り組んでくれる仲間がいます。本気で運動に取り組み感動を分かち合い、共に涙を流せる仲間がいます。本気で頑張っていると、一緒に汗を流して助けてくれる仲間がいます。くじけそうな時に、本気で励ましてくれる仲間がいます。常に相手の立場に立って考え、相手を思いやり行動してくれる仲間がいます。先輩を敬い、追いつき追い越せるように本気で頑張る後輩がいます。

こんなかけがえのない団体をつくり発展させ、私達現役メンバーに与えて下さった先人達には、感謝しかありません。いただいたご恩は、恩返しではなく、恩送りとして、子供や孫やずっとその先も、未来永劫東入間青年会議所が地域を照らす希望であり続けられるように、後世により良い形で引き継いでいきましょう。

そして、来てくれてありがとう、誘ってくれてありがとう、やってくれてありがとう、手伝ってくれてありがとう。このような「ありがとう」が連鎖しこだまする東入間青年会議所の雰囲気が私は大好きです。ありがとうと人から感謝されて嫌な気持ちになる人は稀だと思います。このありがとうの連鎖を東入間いっぱいに広めて、お互いに助け合い、感謝し合い、「ありがとう」が響きあう居心地の良い、『結の心あふれる ふるさと東入間』を皆で創造していきましょう。

今、青年会議所で活動できることに感謝し

今、LOMを預かる現役メンバーとしての責任を全うし
後世にしっかりと引き継いでいく
それこそが我々の使命
未来の『結の心あふれる ふるさと東入間』を夢見て
今こそ全力で挑戦しよう!



理事長紹介

理事長 白戸 翔

一般社団法人
東入間青年会議所
2024年度
第42代理事長白戸 翔

理事長紹介

賛助会員

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